「身に覚えのない数万円の請求……」
私が異変に気づいたのは、銀行から届いた1通のメールでした。
※今回は銀行口座から即時引き落とされるデビットカードでの不正利用でした。
2月1日の深夜2時ごろ、Visaデビットカードの不正利用が発生していました。
私がそれに気づいたのは、同日の午前11時に銀行から届いた利用通知メールを確認したときです。
被害に気づいてから返金手続きが完了するまでの流れを、実際の体験としてまとめました。
デジタル時代に必要な「自分を守る力」についても、あわせてお伝えします。
1.「利用通知メール」が被害を最小限にした
今回、私が比較的早く異変に気づけたのは、銀行の「利用通知メール」を設定していたからです。
カードが使われた瞬間にメールが届くため、確認した時点ですぐに不審な決済に気づくことができました。
もし利用通知メールを設定していなければ、
口座の動きを自分で確認するまで、不正利用に気づくのが遅れていた可能性があります。
2.「日曜日の壁」と、翌日に待っていたチャット対応
被害に気づいたのは日曜日でした。
すぐに銀行へ電話しましたが、休日窓口でできたのは「カードの停止」のみでした。
「詳細は明日、デビットカード専用窓口へ」と案内されましたが、
翌月曜日に待っていたのは、電話ではなくログイン後のチャット対応でした。
3.シニアには高い「チャット窓口」のハードル
チャットの場所を見つけるまでは問題ありませんでしたが、
そこからのやり取りは、想像以上にエネルギーを使いました。
不正利用の名義が海外の旅行代理店のような名称だったため、担当者からは
「本当に心当たりはありませんか」
「ご家族が利用された可能性はありませんか」
と、慎重な確認が何度も続きます。
これに文字で正確に答え続けるのは、慣れていても疲れます。
まして、パソコン操作やタイピングに慣れていない方、特にシニアの方にとっては大きな負担です。
・銀行のサイトにログインする
・チャットで状況を説明する
・矢継ぎ早の質問に文字で答える
この一連の流れは、実際にやってみて初めて難しさが分かりました。
当教室にはシニアの方も多く在籍しているため、
この経験は決して他人事ではなく、強く考えさせられる出来事でもありました。
この経験から見えた「デジタル護身術」
この件を通して強く感じたのは、
「操作を覚える」だけでは自分を守れないということです。
・利用通知メールを必ず設定する
・IDやパスワードを管理し、自分でログインできるようにする
・状況を正確に伝えるためのタイピング(文字入力)の力を身につける
これらはすべて、いざという時に自分自身を助けるための「デジタル護身術」です。
補償手続きと返金について
チャットでの確認がすべて終わったあと、
補償手続きについての案内文が画面に表示され、そのまま補償処理が完了しました。
返金までには通常1~2か月ほどかかり、
取引内容の確認が必要な場合は、2か月以上かかることもあるとの案内でしたが、
手続き自体はその場で完了しており、あとは待つだけの状態になりました。
結び
ネットのトラブルは、起きてから誰かに頼るのが難しいケースも少なくありません。
だからこそ、
「自分でログインできる」
「自分で通知を確認できる」
という基礎スキルが、最大の防衛策になります。
当教室でも、こうした「いざという時に困らないための基礎力」を、
日々のレッスンを通してしっかりお伝えしていきたいと考えています。

